最下位チームの各部門チーム成績ランキング

私は応援歌の動画を聞くのが好きなのだが、2004年横浜の応援歌動画を見ている際にふと思ってしまった。

2004年 横浜ベイスターズ 1-9 - YouTube

この打線で最下位...?

実際にチーム打撃成績を見てみると、チーム打率.279はリーグトップ。本塁打194は史上最強打線の呼び声高い04巨人には負けたもののリーグ2位。またチーム防御率もリーグ3位の4.47。
これを聞いた皆さんも思ったであろう。

この打線で最下位...?

いくら所謂飛ぶボールの時代だったとしても、この打撃成績は圧巻であるし投手成績もチーム防御率リーグ1位の中日が3.86である事を考えれば決して悪くない。
という事で今回の記事ではこのような、とても最下位とは思えないチーム成績を調査し、各部門のランキングを作っていく。
※データは1950年以降の物を集計しています。

 

さて早速ランキング発表!の前に参考程度に直近3年のセパ優勝チームのチーム成績を見てみよう。
投手成績
23阪神 85勝53敗 防2.66 1009K
22ヤク 80勝59敗 防3.52 979K
21ヤク 73勝52敗 防3.48 1129K
23オリ 86勝53敗 防2.73 1155K
22オリ 76勝65敗 防2.84 1175K
21オリ 70勝55敗 防3.31 1055K

打撃成績
23阪神 .247 84本 534打点 79盗
22ヤク .250 174本 606打点 69盗
21ヤク .254 142本 603打点 70盗
23オリ .250 109本 482打点 52盗
22オリ .246 89本 466打点 62盗
21オリ .247 133本 520打点 50盗

これらの成績を踏まえてランキングを見て頂きたい。

 

勝利数
1位22中日 66勝75敗 防3.28 1050K
2位08福岡 64勝77敗 防4.05 1087K
2位13ハム 64勝78敗 防3.74 824K
2位14楽天 64勝80敗 防3.97 1005K
最多勝は22年中日。66勝すればAクラスになれる年もあるのに最下位なのだから凄い
5位は62勝で4チーム並んでいて面倒臭いので割愛

 

防御率
1位62国鉄 51勝79敗 防2.61 737K
2位58大洋 51勝73敗 防2.75 793K
3位53近鉄 48勝69敗 防2.93 388K
4位71ヤク 52勝72敗 防3.03 618K
5位73広島 60勝67敗 防3.04 700K
最優秀防御率は62年国鉄。この年は歴史的打低でありチーム防御率1位は阪神2.03(!?)最優秀防御率村山実1.20(!?)
歴史的投手記録の代償として国鉄チーム打率は.201となっている。

 

奪三振
1位18阪神 62勝79敗 防4.03 1182K
2位18楽天 58勝82敗 防3.78 1115K
3位19オリ 61勝75敗 防4.05 1092K
4位08福岡 64勝77敗 防4.05 1087K
5位19ヤク 59勝82敗 防4.78 1068K
奪三振王は18年阪神。集計していて気づいたのだが奪三振は90年代00年代から急に増え始めた。
何か理由でもあるのだろうか

 

打率
1位04オリ .283 112本 587打点 90盗
2位04横浜 .279 194本 619打点 46盗
3位14ヤク .279 139本 647打点 62盗
4位03オリ .276 174本 622打点 74盗
5位05広島 .275 184本 586打点 51盗
首位打者は04年オリックス。チーム打率.283はリーグ2位。しかしチーム防御率5.66。打高時代なのを考慮しても5位近鉄のチーム防御率4.72から1点近く離されておりオリックス暗黒時代を感じざるを得ない。

 

本塁打
1位04横浜 .279 194本 619打点 46盗
2位03横浜 .258 192本 541打点 68盗
3位05広島 .275 184本 586打点 51盗
4位80南海 .274 183本 600打点 80盗
5位77大洋 .268 176本 625打点 71盗
本塁打王は04年横浜。最初の方でも書いたがこの成績で最下位とは思えない。ある意味暗黒横浜の象徴と言えるかもしれない。

 

打点
1位14ヤク .279 139本 647打点 62盗
2位19ヤク .244 167本 630打点 62盗
3位77大洋 .268 176本 625打点 71盗
4位03オリ .276 174本 622打点 74盗
5位04横浜 .279 194本 619打点 46盗
打点王は14年ヤクルト。チーム打率.279はリーグ1位。本塁打139本はリーグ3位。打点647はリーグ1位と文句の付け所がないがやはり投手陣が課題だった。(ヤクルトファンとしては少し苦しい)

 

盗塁
1位56高橋 .214 50本 359打点 145盗
2位96福岡 .263 97本 516打点 140盗
3位74ハム .246 96本 445打点 134盗
4位55トンボ .227 40本 373打点 132盗
5位53国鉄 .235 55本 346打点 129盗
盗塁王は56年高橋。この高橋ユニオンズ及び4位のトンボユニオンズは僅か3年しか存在しなかった幻のチームである(現在はロッテ)。
また集計していて思ったのだがパ・リーグセ・リーグと比べて全体的に盗塁数が多い気がする。

 

おまけ
最下位とは思えないチーム成績で打線組んだwwww

1(遊)04オリ .283 112本 587打点 90盗
2(右)03横浜 .258 192本 541打点 68盗
3(三)05広島 .275 184本 586打点 51盗
4(左)04横浜 .279 194本 619打点 46盗
5(一)80南海 .274 183本 600打点 80盗
6(捕)14ヤク .279 139本 647打点 62盗
7(中)77大洋 .268 176本 625打点 71盗
8(二)03オリ .276 174本 622打点 74盗
9(投)62国鉄 51勝79敗 防2.61 737K

代打 76大洋 .256 172本 467打点 51盗

 

1番は04オリックス。最下位チーム首位打者の打率.283で着実に塁に出て貰う。
2番最強打者理論に基づき192本の03横浜を2番に。個人的には2番にはやはり小技の出来る選手がいて欲しいが...
クリーンナップは05広島04横浜80南海。打率、本塁打共に高い水準のこの3名を並べた。
6番に14ヤクルト。最下位チーム打点王を獲得した確実性のあるバッティングでランナーを返して貰いたい。
7.8番に余った77大洋と03オリックス
正直打線は色々改善の余地があるだろう。
DHが必要な場合は代打の76大洋を適当な場所に入れる

続いてポジション説明。
同チームの繋がりをポジションでも反映させたかったので国鉄ヤクルトの年の差同チームバッテリー。
外野の横浜大洋も勿論同チーム繋がり。
二遊間オリックスも抜群のチームワークを見せてくれる筈だ。
余ったファーストとサードだがベテランの方がファーストを守ってる様なイメージがあったので80南海をファーストにした。