2025年9月30日、札幌市に位置する動物園、ノースサファリサッポロが20年の歴史に幕を下ろした。
しかしその閉園理由は穏やかなものではない。
かねてより違法建築を繰り返していたノースサファリサッポロに市がブチ切れ、全施設の除去命令を下した結果の末路である。
(違法なのは知っていたはずのにずっと放置していた市に対する批判もある)
今回はそんなノースサファリサッポロを閉園2ヶ月前の8月2日に訪れたので、それについて書いていく。
- 1.ノースサファリサッポロ入園から南半球エリアまで
- 2.名も無きエリア
- 3.ふれあいコーナー、珍獣コーナー
- 4.パロッツエリア、ジャングルゾーン
- 5.ライオンエリア&コテージからポニー
- 6.フードコート ンゴロゴロ、ふわふわコーナー
- 7.ハスキーの森
- 8.ノースサファリ森
- 9.デンジャラスゾーン
- 10.感想
さて早速ノースサファリサッポロ紹介...の前に、もう行こうとする人はいないだろうが一応アクセス方法について説明しておこう
ノースサファリサッポロは万人が札幌と聞いて想像するようなテレビ塔や時計台などからかなり離れた場所に位置しており、アクセスがとんでもなく悪い
ということでまず札幌駅から定山渓温泉行きバス(バスは大体1時間に1本)に1時間乗車、豊滝会館前で降車する
その後豊滝会館前からノースサファリサッポロが出してくれている送迎車に乗り5分ほど(ちなみにこの送迎車の客は私ともう1人しかおらず、車にノースサファリサッポロみたいな印字もされていなかったのでわかりにくかった)これでようやく到着だ
閑話休題、気を取り直して改めて中の紹介に入っていこう。

まず目に入ったのがノースサファリサッポロの存続を願う会の署名。
署名の努力むなしくご存知の通りノースサファリは閉園してしまったのだが、ノースサファリが様々な人から愛されていたのであろうことを認識することが出来た。
1.ノースサファリサッポロ入園から南半球エリアまで

本項目ではここを紹介します

ここからは満を持して動物園内部の紹介。
入場料1900円を支払うとまず巨大なライオンがお出迎え。
ライオンの右足前には「免責事項 当園は普通の動物園ではありません、危険です。 ケガや物損は保証できません! 全て自己責任です。 了承した上でご入園となります!」という物騒な看板が。
この内容の通りノースサファリは他の動物園では味わえないスリリングな体験が出来ることをウリとしていた。違法建築に勝るスリリングなことなどないと思うが

ライオンの中には人骨やヘビの置物。
人が食べられてしまったということだろうか?
最初からワクワクさせる作り


ライオンの体内を抜ければまず最初の動物、シマウマとハイエナが登場。
記憶が曖昧だかハイエナは餌やりが出来たはずだ
まあここら辺は普通の動物園と同じだろう

ただノースサファリが他の動物園と違うのはなんといってもこういう所。
柵の中に入り間近で餌やりが出来る南半球エリアだ。
私も100円で餌を買い南半球エリアに入ってみたのだが

かわいい😍
私が人参を持っていると認識するとマーラ達が我先に人参を求めやってくる

このマーラに至っては私の足に飛びついてくる

集まってくるマーラに反して我関せずなペリカンの対比も面白い
可愛いマーラ達だったが、一匹明らかに足取りが重い子がいたのが少し心配だった。
怪我などしていなければ良いが...
2.名も無きエリア

本項目ではここを紹介します
南半球エリアを抜けるとしばらくふれあい要素の少ない場所が続く
ということでまとめて駆け足で紹介

まず最初は餌やりも出来るアザラシのコーナー
この日は札幌の癖に30度弱あり、流石にアザラシも夏バテか半目になってしまっている(そういう写真しか撮ってなかっただけです)

(多分)プレーリードッグが3匹
マップ上だとここの隣にビーバーがいたらしいが写真には残っていない...
どうやら撮り忘れてしまったらしい(痴呆)


ヤギに羊にアルパカの毛玉軍団

外を眺めるミーアキャット
もうノースサファリはないが、ミーアキャットは札幌の外へ出られたのだろうか

園内をてくてく歩くカモメの集団
かわいい

こちらは中に動物がいなかったがまさに違法建築物なのだろうか?
撤去予定の張り紙がものかなしい

3匹の子豚のコーナー
童話の通り藁、木、レンガの装飾が施されている

キャットタワー改めハナグマタワー
こういうのって上に行くほど偉いみたいな風潮があるがこの動物はどうなのだろう

オーストラリアに勝った鳥、エミューは流石の貫禄
3.ふれあいコーナー、珍獣コーナー

本項目ではここを紹介します
普通の動物園要素を吸収した所で再びノースサファリの魅力であるふれあい要素を味わえそうなふれあいコーナーへ

ふれあいコーナーの優しい名前の通りふれあえる動物もウサギやモルモットと言った可愛らしいものだ

改めて言うがこの日は札幌の癖にクソ暑かったのでウサギ達も涼を求め扇風機の前を陣取っている
しかしこんなに密集していたら逆に暑いんじゃないか...?
続いては珍獣コーナーへ...といきたい所だが、こちらは人(子供)が多く、1枚しか写真を撮ることができなかった

こちらが件の珍獣だが、名前も何もわからなかったので詳しい人がいたら教えて欲しい
珍獣とふれあうことは出来なかったものの、11時から園内で蛇首巻き体験が出来たのでこちらをやってみた

うむ...中々ずっしり来る重みだ
職員さんによるとどうやら7kgあるらしい
脱皮しているせいか意外とチクチクしているのが印象的だった
ちなみにこの写真は私の後ろに並んでいたお姉さんに撮ってもらったものだが、アルバムを開くと普段は全くない自身を写した写真が大量にあって少し笑ってしまった
(お姉さんありがとうございます)
4.パロッツエリア、ジャングルゾーン

本項目ではここを紹介します

パロッツ(オウム)エリアということで中には鳥がいるのだろう。
先程までと違い逃いしっかり建物で覆われている

扉は2重構造になっておりこちらにはなにやら怖そうなな注意書きが
ここにきてようやくノースサファリのスリリングな一面が見れそうだ

と思いきやそうでもなかった
普通にオウムがいるだけ
大した中身ではなかったのとファミリーと居合わせてしまい気まずかったので写真は1枚のみ

続いてはジャングルゾーンに潜入

入るとまずカワウソがお出迎え
画像にある通り、穴に指を入れると噛まれるらしい

せっかくだしぶち込んでみようかとも思ったが、しきりに穴を覗き込んでくるし普通に怖かったのでやめた


同じエリアにはツチノコの正体(と言われることもあるらしい)アオジタトカゲに名前忘れたがなんかの動物。動物博士の方いましたら名前を教えてください

ジャングルゾーンは各コンセプトごとにエリアが分けられており、続いてはこちらのアフリカの森エリアへ


うわー!ちけぇ〜〜〜!!!
本来だったら檻を介して眺めるだけだったであろう動物達が目の前に

亀に乗った浦島太郎的サルも
こういう異なる動物の絡みは可愛いね😍(ちなみにこの亀、エリア間の通路に逃げ出していた)

そしてジャングルゾーン最後のエリア、南米の森

こちらもサルが目の前に
扉にサルが物を奪いますと書いてあったこともありちょっとドキドキ

こちらはフタユビナマケモノ
寝転がっててかわいいね...

カピバラと(たしか)バクはリラックス中

パロッツエリアのみならずこちらにもオウムが
画像の通り出口の目の前にいたので私が出る時一緒に逃げ出してはしまわないか怖かった
5.ライオンエリア&コテージからポニー

本項目ではここを紹介します
南米の長いジャングルを抜けるとそこはサバンナであった
ということで続いてはライオンエリアへ


ライオンエリアでは宿泊者専用のライオンを眺めながら寝れるコテージと餌やり体験が出来るライオンがいる
が、ライオンの餌やり体験は実施時間の関係で都合が合わなかったため断念

代わりにオオカミの餌やりを体験することに


こちらの価格はマーラと違い500円
オオカミと聞くと孤高の、なんというかかっこいいイメージがあったのだが肉を見て舌を見せる仕草が非常に可愛らしい
やっぱり本質的には犬だ(というか犬が本質的にオオカミなんだろうが)

ただ上から撮った写真を見てもらえば分かる通りやはり犬にはない大きさを感じる

こちらは恐らくうさぎと散歩が出来たのであろううさんぽコーナー
やってる気配がなかったがただ単に実施時間ではないだけなのか閉園のため営業しなくなったのかはわからない


この奥にはポニーと犬
写真に写ってはいないがこの裏には休憩用のベンチがあり、犬とポニーを眺めながら休息を取る事が出来る
ポニーは引き馬が出来るようだったが私は前日ノーザンホースパークに行っており沢山馬と触れ合ったのでやらず
6.フードコート ンゴロゴロ、ふわふわコーナー

本項目ではここを紹介します
色々見て回って気づけばお昼時
ここらで少し腹ごしらえということでフードコートのンゴロゴロへ

写真を撮っていなかったのでホームページから
しかしフードコートと言っても大したものでは無く、どちらかというと屋台やキッチンカーと形容した方が近しいかもしれない
メニューはクロコダイルの肉を使ったハンバーガーなどノースサファリらしさのあるメニューもあったが、お昼は札幌のラーメンを食べようと決めていたので軽食程度に留めることに。

ということで頼んだのはこちら。
コガネメキシコインコフラッペ(500円)
ここはペンギンを見ながら食事ができるというのが売りなようで見ての通り背景にはペンギン(ただここ、日差しでクソ暑かったので結局ペンギンを見ずに飲んだ)
フラッペのお味だが味音痴すぎてなんの果物を使っているかわからなかったもののなんかフルーティな味だった。かき氷もあってアツアツになった身体を冷やすことができ満足だ

ちなみにマップでふわふわコーナーと紹介されていた場所にはこちらのエア遊具が設置されていた
しかし軽く触れてみて分かるくらいアチアチになっていたので遊んでいる人は誰もおらず...
7.ハスキーの森

マップには載っていないのだが、実はお土産屋とオオカミエリアの間の道の奥にはハスキーの森なるエリアがあるらしいということで行ってみることに

ということでこちらがハスキーの森のハスキー。
このエリア、どうやら2025年7月12日に新設された出来たてホヤホヤエリアだったらしい。
あと3ヶ月で閉園するのになんで新エリア作ってんだよ

ただまあ折角作ってくれたエリアなので私は存分にハスキーを堪能することにしよう。
と思ったがこちらのハスキーは暑いのかぐったりしている
シベリアに適応した身体でこの暑さはかなり厳しいだろう。
流石にかわいそうだ


こちらはもう一頭のハスキー。
画像を見てもらえば分かる通り私がくると寄ってきて身体をスリスリしてくる
人間の私でもウンザリするような暑さなのに元気いっぱいだ

ただ常時ベロを出していたので暑いことは間違いないのだろう
今頃は涼しくなった北海道で2頭とも元気にしているだろうか...
8.ノースサファリ森

本項目ではここを紹介します
続いてはノースサファリ森へ。
ちなみにこのマップだと各エリアどれも近そうに感じられるが、実際はどのエリアも意外に距離がある
ノースサファリ森から受付まで冗談抜きで徒歩5.6分はかかるのではなかろうか?
行政に許可取ってないんだろうなと感じさせる距離だった

森に入ればまずフクロウがお出迎え
可愛らしいフォルムだが鋭い眼光はやはり猛禽類のそれだ

そんなフクロウ達に餌やりが出来るということでこれをやらない手はないだろう(全然関係ないけどなんかキャラ選択画面みたいな並び方してて面白い)


ということでフクロウに餌やりを
餌代はマーラと同じく100円
画像を見ていただければ分かる通り餌を求めて翼を広げ飛びつこうとしてきて怖かった
足は固定されており飛んでくることはないとわかってはいたのだが大迫力だ
(ノースサファリの名誉の為に言っておくと、繋いでいるのにはきちんと理由があるし夜間はきちんと放鳥しているらしい)


餌やりだけでなくフクロウ達と直に接近出来るコーナーもある
近年フクロウカフェたるものが流行っているらしいが、確かに流行る理由もわかる。
これはかわいい



ここまで猛禽類を紹介してきたが、ノースサファリ森はこれだけではない。
キツネ、熊、虎もおり、更にこれら皆に餌やりも可能だ

ということで虎に餌やりをしてみた
こちらはオオカミと同じく餌代500円
ネット情報だと休日限定で檻の中に入り餌やりが出来るとのことだったが、私が行った時(25/8/2 土)は出来ないようだった。

虎の餌やりということで吠えられたらどうしようとビビっていたのだが、極めて温厚で拍子抜け。
虎も本質的には猫だ
9.デンジャラスゾーン
さてここまで色々と紹介してきたが、はっきり言って今までのは全て前座である。
ということでここから遂に本番、デンジャラスゾーンの紹介に入っていこう
普通の動物園では味わえないスリルを売りにしていたノースサファリサッポロにとって、ここデンジャラスゾーンはその集大成でありノースサファリサッポロの名を全国に轟かせた大功労施設だったはずだ。
誓約書に署名が必要、日本一危険、デンジャラスゾーン、その強烈な文言から多くのYouTuberや観光客が訪れたデンジャラスゾーンは...

ミニになっていた
誓約書も必要ではなくなり規模も随分縮小されてしまったようだ
まあ続けてくれていることに感謝しつつとりあえず中へ


まず初めにやってきたのがピラノアの上を渡るコーナー
こちらは閉園2ヶ月前でもYouTubeで見たあの姿通りにそのまま残っている様子

横にロープもあるしそもそも水中に入らなければ大丈夫なだけの話なのでここは難なく突破。

ということで続いてはこちら。人喰いオオトカゲのコーナー
危険度3だったピラニアとは違いこちらは危険度5。注意しつつ扉を開け...ようとしたのだが.......開かない...
押してはいるのだが、中途半端にしか開かない...
もう閉園だしこのコーナーも終わってしまったのだろうか?
気になって微妙に開いたドアからスマホを突き出し中の写真を撮ってみたのだが

おいwwww人喰いオオトカゲいるじゃねーか!wwwwwwww
本来だったら足場の下に人喰いオオトカゲがいて、ビビりながらそこを渡っていくというコンセプトなのだろうが、普通に登ってきてるし扉の前に陣取っている
流石にこうなると入ることはできまい..
ということで仕方なくここは断念。


気を取り直してヤマアラシの上を渡るコーナー
YouTubeで見た時はもっと広かったしヤマアラシも沢山いた気がしたが、流石にいなくなってましったらしい
怒っていると1枚目の参考画像のように針を広げ威嚇してくるらしいが、私が来た時は1匹寂しそうに隅っこに佇んでいた

デンジャラスゾーンミニということで続いてこれが最後のデンジャラスゾーン。
??とはなんだろうか...恐る恐る扉を開く

ウジだ
なるほど、普通にビビらせるだけでなくこういった形のデンジャラスもあるのか...
大量にうねうね動いてて気持ち悪い
本来だったらこの上を跨ぐらしいがにこれはいいかと思ったので写真だけ撮って終えた

体験することは出来ないがデンジャラスゾーンの残骸が残っていた。
落ちたら死ぬ、超危険ということでデンジャラスゾーンの大目玉であったワニのエリアだ

建物だけでなく普通にワニも残っている
微動だにしなかったので最初は本物のワニと気づかなかった
10.感想
ということでいかがだっただろうか。
以上が閉園2か月前のノースサファリサッポロである。
私の感想だが、正直言うと
ひじょーーーに楽しめた!!!
動物園へ行くのは(私の記憶では)7年振り、行き帰りのバスの関係もあり滞在時間は僅か2時間半。
結果餌やりなどもっと出来たであろうアクティビティを楽しみきることはできなかったが、それでも大変満足である。
普通の動物園は基本見るだけの受動的なものだろうが、こちらは触れ合いスリルを味わい能動的に楽しめることが出来る。
これが滅茶苦茶たのしい!
餌をやっている時や触れ合っている時は一人で来たのに思わず声を出してしまった。
こんな素晴らしい動物園にもう二度と行くことが出
来ないというのは非常に寂しいものである。
まあ経営者のやったことを擁護することは出来ないし、閉園も仕方の無いことだとは思う。
が、だからといって園まで、園での思い出や楽しみまでは汚されて欲しくないものだ。
自語りになってしまうが私は本旅行を6泊7日で行い、このノースサファリ以外にも札幌、函館、青森、仙台と様々な場所を渡り歩き様々な観光地に訪れた。
しかしその中でもノースサファリサッポロはトップレベルに楽しい場所であったし、とても良い思い出になった。
閉園した今、ノースサファリを皆さんにオススメしても意味ないのだが、改めてこのブログを見てくださった皆さんにノースサファリサッポロをオススメして、この記事を締めさせていただく。