日本競馬の総決算、有馬記念。
様々なドラマや名レースが繰り広げられたこのレースですが、最も豪華な有馬記念とはいったいいつの有馬記念なのでしょうか。
GI勝利数の観点から見てみましょう。
注：その有馬記念が行われた際GI未勝利でも、翌年以降にGIを勝利した馬はGI勝利数に含んでいます。()内はその年に勝った重賞です。
1着オルフェーヴル(GI皐月賞、GI日本ダービー、GI菊花賞、GIIスプリングS、GII神戸新聞杯)GI宝塚記念、GI有馬記念
2着エイシンフラッシュGI日本ダービー、GI天皇賞・秋
3着トゥザグローリー(GII京都記念、GII日経賞)
4着ルーラーシップ(GII日経新春杯、GII金鯱賞)GIクイーンエリザベスカップ
5着トーセンジョーダン(GI天皇賞・秋、GIIアメリカジョッキーCC、GII札幌記念)
6着ヒルノダムール(GI天皇賞・春、GII産経大阪杯)
7着ブエナビスタ(GIジャパンカップ)GI阪神JF、GI桜花賞、GIオークス、GIヴィクトリアマイル、GI天皇賞・秋
8着ヴィクトワールピサ(GIドバイワールドカップ、GII中山記念)GI皐月賞、GI有馬記念
9着レッドデイヴィス(GIIIシンザン記念、GIII毎日杯、GIII鳴尾記念)
10着アーネストリー(GI宝塚記念、GIIオールカマー)
11着ジャガーメイルGI天皇賞・春
12着ローズキングダム(GII京都大賞典)GI朝日FS、GIジャパンカップ
13着キングトップガン(GII目黒記念、GIII函館記念)
取消ペルーサ
三冠馬オルフェーヴルの台頭と、それまで競馬界を引っ張ってきたブエナビスタラストラン、2つのドラマが重なった有馬記念です。
出走馬全頭がGI馬orその年に重賞を勝った馬であり、牡馬三冠馬オルフェーヴルと、その年の古馬王道を勝った馬、前年覇者など錚々たるメンバー。GI未勝利馬でもその年重賞を2勝以上しており、下の強さを含めるとこれが最も豪華な有馬記念なのではないでしょうか。
後はドリームジャーニーさえいれば兄弟対決も実現したのですが...それだけ残念
2位.GI勝利数28 2014年有馬記念(ジェンティルドンナ)
1着ジェンティルドンナ(GIドバイシーマクラシック)GI桜花賞、GIオークス、GI秋華賞、GIジャパンカップ、GIジャパンカップ
2着トゥザワールド(GII弥生賞)
3着ゴールドシップ(GI宝塚記念、GII阪神大賞典)GI皐月賞、GI菊花賞、GI有馬記念、GI宝塚記念、GI天皇賞・春
4着ジャスタウェイ(GIドバイデューティフリー、GI安田記念、GII中山記念)GI天皇賞・秋
5着エピファネイア(GIジャパンカップ)GI菊花賞
6着ラキシス(GIエリザベス女王杯)
7着ラストインパクト(GII京都大賞典、GII金鯱賞、GIII小倉大賞典)
8着トーセンラーGIマイルCS
9着デニムアンドルビー
10着フェノーメノ(GI天皇賞・春)GI天皇賞・春
11着サトノノブレス(GII日経新春杯、GIII小倉記念)
12着ウインバリアシオン(GII日経賞)
13着ワンアンドオンリー(GI日本ダービー、GII神戸新聞杯)
14着ヴィルシーナ(GIヴィクトリアマイル)GIヴィクトリアマイル
15着メイショウマンボGIオークス、GI秋華賞、GIエリザベス女王杯
16着オーシャンブルー(GIII中山金杯)
ジェンティルドンナのラストラン、2014年有馬記念です。
春天のフェノーメノ、宝塚ゴルシ、JCエピファ、安田のジャスタ、VMヴィルシーナ、エリ女ラキシスとその年の古馬戦線を賑わせた馬達が勢揃い。この点は2011年の有馬もうわまわるでしょう。
個人的には3歳世代にもう少し頑張って欲しかったですね。この年のダービー馬ワンアンドオンリーが出てるのは評価点ですが、トゥザワールドが何かしらGI取ってくれていれば...
しかしこの年も文句なしに豪華メンバーですね。しゅごーーーーい！！！！
1着リスグラシュー(GI宝塚記念、GIコックスプレート)GIエリザベス女王杯
2着サートゥルナーリア(GI皐月賞、GII神戸新聞杯)GIホープフルS
3着ワールドプレミア(GI菊花賞)GI天皇賞・春
4着フィエールマン(GI天皇賞・春)GI菊花賞、GI天皇賞・春
5着キセキGI菊花賞
6着シュヴァルグランGIジャパンカップ
7着レイデオロGI日本ダービー、GI天皇賞・秋
8着ヴェロックス
9着アーモンドアイ(GIドバイターフ、GI天皇賞・秋)GI桜花賞、GIオークス、GI秋華賞、GIジャパンカップ、GIヴィクトリアマイル、GI天皇賞・秋、GIジャパンカップ
10着エタリオウ
11着アルアイン(GI大阪杯)GI皐月賞
12着スワーヴリチャード(GIジャパンカップ)GI大阪杯
13着スティッフェリオ(GIIオールカマー、GIII小倉大賞典)
14着アエロリットGINHKマイルカップ
15着スカーレットカラー(GIIアイルランド府中牝馬S)
16着クロコスミア
リスグラシューが圧勝した2019年有馬記念が1位です。GI馬の数も先程の2つは10頭だったのに対し、こちらは最多の11頭。GIを複数勝利した馬も8頭います。(それぞれの出走馬数も異なるので一概に比較は出来ませんが)
この年の古馬王道を勝った馬が全員出走し、3歳世代からも皐月賞馬と菊花賞馬が出るなどなかなか豪華。
ただ、アーモンドアイで傘増しされている感が否めません...肝心の彼女も9着惨敗でしたし...
やっぱり2011有馬が1番豪華だと思います
